美・乳癌(乳がん) ステージ2戦闘記 binyugan’s diary

乳癌と共に生きるってこと。考えてみたらこうなった

55.刻まれた記憶(抗癌剤治療・前期終了・4月中旬)

AC系の4回が終わって、

12週間。

 

丁度、抗癌剤治療も、

折り返し地点となる。

4回目ともなると、

1回の体調のサイクルが

分かってくる一方で、

吐き気は強くなってきている

ような気がする。

 

最初よりも、回を重ねるごとに、

確実にボディブローのように、

薬が効いてくるのだろうか。

それとも、

身体に刻まれた記憶とでも言うのか?

 

化学療法室の美人看護師のKさんに

聞いた話だが、

学校の先生だったAさんが、

乳癌になって、

皆と同じように、

抗癌剤治療を開始した。

 

1回目は無事終了して、

2回目もなんとか終了。

 

でも、2回目の時には、

かなり薬の効きが強かったのか、

気分がかなり悪くなって

しまったそうです。

 

そして、3回目を迎えた日に、

病院までは来たものの、

化学療法室の前まで来たら、

足がすくんで入れなくなって

しまったそうです。

 

化学療法室の前で立ちすくんでいる

Aさんを落ち着かせようと、

一旦、

病室を離れて、

気分を落ちつかせてから、

再び、化学療法室の前までは来たが、

やっぱり入ることが

できなかったそうです。

 

治したいという責任感と義務感で、

化学療法室の前まで来たけれど、

入ることができない。

 

刻まれた記憶があるのだろうか?

 

個人差はあると思うが、

副作用はやっぱりある。

このAさんは、

その後の抗癌剤治療を

受けることはできなかったそうです。

 

※化学療法を断念しても、

患部切除だけでも

元気に過ごしている方もいるそうです。

 

私も、4回を過ぎたころには、

3日間飲み続ける、

高価な吐き気止め薬に追加して、

3日目以降も、

「デカドロン」の吐き気止めを

服用するようになる。

 

体力も落ちてくるのか、

だるい日が続くけど、

動けないほどではないという日々。

 

 

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