71.乳房同時再建オペ
術日なのに…ぼっちと、
乳房再建手術の第一人者のN先生に
オペをお願いすることとなった。
乳房同時再建ができる、
N先生のクリニックでのオペ。
パパに、病院までの車で送迎を頼んだけど、
「仕事忙しいから~~ごめん」
娘、「学校だからごめん」とほほ、
ほんと?(@_@;)
「オペを受けるのは私なのだけど〜〜」的な
寂しさを胸いっぱいに抱えて、
一人で、
二人を家から送り出してから、
なんと、
術日当日に(自分で)電車に乗って、
まるで会社通勤のごとく、
11:00に病院に入った。
電車での病院入り。
一人で(゜_゜)ひとりで。(強く言いたい!!)
お待ちしてましたと迎えられ
「受付」を済ませて、
診察室で、
他の患者さんにまじって待ち。
オペ特別優先席も優先部屋という枠もなく、
患者さんと同じ待合室で待つ。
今日が診察であるかのように。
N大先生は、
たくさんの患者さんへの診察が
一通り終わってからのオペとのこと。
先に病室で着替えて、
オペ室前に案内されて、
先生待ちとなった。
患者はひたすら待つべし、待つべし。
先生待ちです!
当たり前だけど、
オペ前で緊張しているから、
この時間を
気を紛らわせる私の呪文は、
「アンジェリーナ・ジョリー&はるな愛」。
なぜか?
乳癌リスクを回避するために、
手術をした「アンジェリーナ・ジョリー」
と、
オペのリスクを超えて性転換した
「はるな愛」。
果敢に挑んだ有名人に敬意を表した、
私の呪文だ。
麻酔の針の痛さに耐える呪文も
はるな愛、
はるな愛‥‥
心の声だから、
だだ漏れてはいないだろうけど、
薄れゆく意識の中で、
何度も唱え続けるのだった。
いい迷惑だが、呪文だからしょうがない。
一人で歩いてオペ室へ。
見送りもいない。
14:00 外来の診察終了後にオペ開始
16:00 オペ終了
麻酔から起こされた時に、
なぜか、夢の中で、
パソコンを打っていた私は、ひと言~。
○○さ~んと呼ばれて、
「は~い、パソコン打ってました~」と元気に叫んだ!!
何をトチ狂ったか…。
オペ中の麻酔の中で、
何をしていたのか…自分に聞きたい。
(※決して仕事人間ではない)
そして、オペの後自室のベッドには、
自力歩行で帰り着く。
患者さんを甘やかしてはいけないけど、
さっきまで麻酔で寝てたんですよ。
ベッドが近いとはいえ、
車いすではなく、
歩行でした。なんと。
歩ける自分も怖いけど、
歩かせるんだ〜とも思った。
なんて、医学は進歩したのかしらん。
そして
呪文の効き目があったのか、
なんとかオペを乗り切ったのでした。
N名医、ありがとうございます。