15.金の斧?銀の斧?
抗癌剤のオプションのはなし
抗癌剤治療前に、
先生はおっしゃったとさ。
「抗癌剤投薬の選択肢が、2つ。
①番と②番 +(プラス)
オプションが1つあります。
組み合わせは①番とオプション
と②番とオプションの2つです」
あなたは、
「金の斧?銀の斧?
それにオプションがあります」的な選択肢。
さてさて、
なにを基準に選べばいいのだろう?
薬剤師さんから薬の説明を
受けてからわかったことは…、
抗癌剤①番と②番の選択肢は、
先生のご判断。
最後の+(プラス)オプションの
選択肢③がある。
この①番と②番の選択肢は
どちらかを選択するとして
&プラスのオプション(新薬)は、
保険が利いても
1本30000円はするという
最新のもの。
抗癌剤の効き目とともに、
2週間後には、
白血球も半分ぐらいに減少する。
その減少を抑えるという新薬だ。
でも、この③の選択肢は
金額で消えたな~。¥¥¥¥¥¥¥¥¥
潤沢なお金があれば、
選択したかもしれないけど…。
まずはノーマルで。
また、この段階では(治療前)
今後どのくらいの治療費が、
かかるかは未知数だった。
そのことを踏まえても、
まずは1回でも経験してみないことには、
選択もできない。
白血球の減少すらもわからないものね。
(このあとも、
わからないことだらけの
たくさんの選択を迫られるのだが…)
先生に、
「まず1回見送ります。
あまりつらいようだったら
お願いするかもしれません。」
とお伝えしたような…。
先生曰く、
「いい選択肢だと思います」的な回答。
はて?
さて?
これはなにかの試験の
模範解答だったのかしら…。
(選択肢をいただけることは
うれしいけれど、
何を基準に決めればいいのか?
決まっているなら
そういってくれればいいのになあ)。
治療開始後、
血液検査での白血球の減少が
想定内に収まったのと、
なんか大丈夫そう〜〜ということで、
この③最新新薬は
投薬しませんでした。