73.転院タクシー捕まる
とは言え、
術後にいきなり自宅療養も不安ではと、
主治医のI先生から
病院に転院許可をいただいたので、
Nクリニックから、
直接、転院して、
ゆっくりと経過観察を
していただくこととなる。
退院とはいえ、傷口は痛い。
まさかの退院のお迎えもなく、
これまた自力で、
クリニックにハイヤーを頼んで、
退院する。
なんか、
自分でも、
どんどん強くなっていく気がする…。
ハイヤーに転院先の病院を知らせて、
走ること30分ぐらいの距離だろうか?
走る車の振動が、
傷口に響くのは仕方がない。
振動を抑えるために、
後部座席のフックにつかまる。
もうすぐ病院だ~っていうところで、
「ちょっと停止してください、運転手さ~ん」
窓から、警察官が覗いている。
なにが起こったの?
私、実は病人ですけど、
昨日オペしたばかりの。
病院がすぐそこに見えているのに、
病院の前で、
乗車しているハイヤーが、
早朝に、捕まった><
ありえな~い。
なぜ?なぜ? (違った意味で強運?)
「すみません。お客さんを病院に連れてくので…」(そうそう、今転院の途中ね)
「では、お客さんを降ろしたあと、
戻ってきてくださいね」
もう~~マジですか?。
転院途中のハイヤーが、
一時停止無視違反。
よりによって、病院前(@_@;)
運転手さんに怒りか、
はたまた警察官にか?
なんでここで!?
ありえない絶妙なタイミングではと、
思いながら
病院で降ろしていただき、
早々に転院手続きに向かった。
もう、傷口も、心も痛いわ。