67.美・乳癌②
ついでの話。
いろんな患者さんがいるというからには、
自分以外の体験者の話を聞いて
思いや疑問を共有したいというのは、
みな一緒だと思う。
だから「患者会」みたいなものも、
あちらこちらに存在し、
先輩たちの貴重な経験を聞くことも、
自分が選択しなければならない時などに
大いに役立つ場でもある。
ある「患者会」をのぞいてみた…らの話。
その患者会の部屋には、
再建手術をした方々のバスト写真集なるものや
オペに関する様々な資料やサンプルが置いてある。
特にバスト写真集は、
「モノクロ」で、
ある種の美乳再建成功例サンプルでもある。
私は、それらに圧倒されながら、
そこの会長様の経験談を、
「うんうん」
「へ~へ~そうそうなのですね」と
お聞きしていたのだが、
その知識は、
先生に匹敵するほど豊富で、
まるで第二の先生のようだな~と
思っていたところ、
白髪のおしゃれな年配の女性が、
後から、この部屋にいらっしゃった。
会話の中、
その年配のかたが(概ね70歳ぐらいだろうか?)、
その写真集を見ながら、
「こんなにきれいに再建できるんですね~。
どのくらいの時間(整うまでの時間=育成時間)が
かかるのかしらね~~」とおっしゃった。
<ここからは、想像の範囲ですが>
『(私の時には、再建なんてことは考えていなかったけど、
時代の進歩は早いわね~。
もし私がオペした時に、
乳房再建ができていたなら…、
迷うことなく、すぐに選択したわよ。
これからでも、できるのかしら、
これから先生にお聞きしてみようかしら~~~~)』
とその年配の方の胸の内を妄想してみた。
たとえ、いくつになっても、
失ったものを取り戻したいと思うのは、
世の常。
今は、再建への道が選択できる時代
なんだな~って。
私が、もしこの年配の方の年齢だったら、
オペが終わった、さらに何年か後に、
再度、美乳再建のオペに挑戦できただろうか?
まわりの友人にこの話をしたところ、
「そんなチャンスがあるならば、
(絶対)Eカップの巨乳にするわ~」
(※ポジティブなのかバカなのか、
あくまでも飲み屋での会話です。
ひとごとすぎる~~。ありえない><)