35.それなりに取材に参加
やっとたどり着いた八丁堀の●スタジオ。
スタジオには、
ほかの素敵なゲスト数人と共に、
カメラマン・
ヘアメイク・
スタイリストさんが
スタンバイしていた。
満員電車の疲れか、
手持ち無沙汰に、
取材の順番を待つ。
前の日に、
「白いシャツがあったら
もってきて~~」と
担当のM編集者からLINEがあったので、
何着かの白シャツを用意して、
カバンに入れてきていた。
ゲスト用にハンガーにかけられた
スタンバイ前のシャツは、
どれも私には、小さかった。
そうよね~私サイズは
なかなかないよね(涙)。
規格外。
抗がん剤投薬もやや多め。
だから衣装は自前。
ヅラできて、
ヅラをハリウッド鏡の前で外して、
ハリウッド鏡って、
大抵の人を美しく見せてくれる、
別名女優鏡。
初めて座りましたー。
そして、
生まれて初めてのプロの方に
メイクをしてもらいました。
(※わかったことは、
プロがメイクしたとしても、
生まれ変われるとは限らない
ということを実感しつつ…)
癌にならなかったら
ここに来ることもなかったんだから、
楽しんじゃえと、
ズラ装着前の写真&装着後の写真を
プロのカメラマンに
撮っていただいた。
何をしたわけじゃないけど、
たまたま癌になっちゃっただけど、
何かの役に立てればと
人様の前に
醜態をさらしたのだが、
めったに食する機会のない
有名店のロケ弁もいただき、
ご馳走様でした!と
本日は帰宅となった。
出来については、
編集者に全て任せるとして、
抗癌剤治療中の
満員電車をマスクで
防備して乗り切った。
病人にとっては、
こんなに満員電車や
通勤がハードなんだと、
改めて感じた。
もし周りに具合が
悪そうにしている人や、
辛そうな人がいたら、
もしかして‥と
温かく見守ってね。
後日、小さく誌面に登場。
誌面って、
美人が登場するものなんだと~実感。
プロは、魔術師ではない、
それなりは、
それなり以上にはならない。