美・乳癌(乳がん) ステージ2戦闘記 binyugan’s diary

乳癌と共に生きるってこと。考えてみたらこうなった

62.副作用の味覚障害:チャレンジ対策編③妄想編

味覚障害

いつもなら気にならないのだが

テレビや、雑誌や、街中には

実は食べものの話題があふれている。

 

食事制限をしている方は、

テレビを見るのがつらいと言っていたけど、

そうですよね。

 

番組は、

今、食べたい●●‼︎とか、

行列のできる●●店〜とか、

話題の●●店!とかがほとんど。

食の話題に溢れているのに気がつく。

 

そんな私はと言えば、

味覚障害で、

欲望と味覚が合致していないから、

実際食べてもなんにも

味わえないのだけど、

せめて視覚だけでも、

満足させたいという醜い本能は

ビンビンに働く。

 

テレビを見ては想像して、

満足したりない時には、

よしながふみさんの漫画

きのう何食べた?

に出てくるめくるめくステキなメニューを

ひたすら

ノートに書き出す作業をして、

想像の世界で彷徨うと言う

暴挙に出た。

 

味覚障害がなくなったら

食べるものとして…

(行くところまでいくと

何をしだすか予測不能になります。)

 

 またある日は

ネット(RETRIP)で、

おでかけ検索をかけて、

話題の食材の情報を収集しては、

仮想 外食予定を

スマホのリマインドメールに

ひたすら書きとめる。

 

「味覚が戻ったら……

絶対これを食べる‼︎」

いう一心で食べたい、

食べるぞ〜リスト一覧を

ひたすら作ることで、

暴走する妄想をなだめていた。

 

考え始めると、

油ギットギトのラーメンや

ジューシートンカツなど、

ほんと体に悪そうなものばかりを欲しがり、

手帳がいっぱいになる始末。

 

ですが、これ結構役立ちました。

何かで気を紛らして、

妄想の世界に逃げ込む。

 

今見返すと、醜い

食欲との闘いの記録となっている。

 

再び

人間、なにかに行き着くと、

防衛本能か

生き抜く術として、

何かに置き換えて処理するという話。

 

 

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