45.颯爽と走る、ズラライダー
私は今、
仮面ライダーならず、
ズラライダーだ。
主婦は、
なにかと自転車に乗って、
あちこち行かねばならない。
夕飯の買い物でスーパーや、
通勤の駅までなど。
季節は、ちょうど春。
外出前には、
あらよっと、
頭の上に汗止めキャップ
(※布製の水泳キャップ的なもの)
を被り、その上からズラを装着。
ちょうど、歌舞伎役者が、
ヅラを付ける前の状態の
簡易版といった感じ。
『くるりんぱ』と頭に乗せてセット完了。
調整して一丁あがり。
そして、
いよいよ髪の毛残量5%のところで、
2回目のズラ調整。
髪の残量に合わせて、
微調整をしていく。
ズラは、
実は髪の毛がない方が、
フィット感が増す。
髪がない方が、
ズラが浮かずにかぶりやすい。
止める髪がないので、
飛ぶんじゃないか〜〜〜と、
ちょっと不安だが、
一度も飛んだことはないのです。
春一番と戦うウィッグ。
街のズラライダー。
春一番が運んでくる
大量の砂塵や埃を吸い込み、
ズラ膨張。
大きくなっているし、臭いかも。
講習で習った通りに、
洗わなきゃね。
主婦ヅラライダーの
ヘルメットでもある
ウィッグ様さま