34.満員電車に乗る(取材のため)
乳癌のことを、会社の同僚に話してから、
女性には他人事ではないということで、
乳癌患者として、
取材をうけることになった。
最初はそれどころじゃなくて、
戸惑ったりしたけど、
もし同じ境遇の人に届くならと、
また編集者としての
彼女のお声がけに
お役に立てればと
受けることにした。
撮影当日は、八丁堀のスタジオ。
東西線に乗って行った。
時間は、早朝のラッシュ。
官庁街の真っ只中を走る
東西線のラッシュは並大抵じゃない。
知らなかった!
まだ慣れぬヘルメット(ズラ)を
かぶって戦場に挑む勢い。
満員電車の中は
押しくら饅頭状態、
汗だく、
ズラが引っ張られないか、
はたまた上からばれないか?
免疫力も下がっている時期、
ウイルスに感染したりしないか?
満員電車の中で、
マスクの中も汗だく。
戦うこと、15分。わずか3駅だろうか?
まるで、
スローモーションのように流れる時間。
いつもは気がつかないことだけど、
病人にとっての早朝ラッシュは地獄だな。
元気だから、なんとか乗れるのだ。
フレックス推進派!!に一票。